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5-1-33 Nishijin, Sawara-ku, Fukuoka City, Fukuoka Prefecture 814-0002
092-851-9893

Honda ENT Clinic
Ear, nose, and throat clinic in Nishijin
Today, July 17th
This is a regular consultation .

「喉に何か引っかかっている感じがする」
「風邪は治ったのに、声がかすれたまま」
「痰がないのに何度も咳払いをしてしまう」
「朝起きたときだけ喉がヒリヒリする」
「食後や横になったときに咳が出る」
このような症状の背景に、
胃の内容物が食道側へ逆流する
**胃食道逆流症(GERD)**
が関係していることがあります。
胃食道逆流症というと
「胸やけ」のイメージが強いかもしれませんが、
逆流が喉の症状に関係することもあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会でも、
胃食道逆流症によって胸やけや呑酸だけでなく、
咳、声がれ、喉の不快感などが
みられることがあるとされています。
一方で、ここがとても大切です。
喉に違和感があるからといって、
すべてが胃酸の逆流によるものではありません。
声がれ、咳、咳払い、喉のつかえ感などは、
後鼻漏、アレルギー、喉頭炎、
声帯ポリープ、声帯結節などでも起こります。
本多耳鼻咽喉科では、
「胃酸の逆流だろう」
と最初から決めつけるのではなく、
鼻・喉・声帯を実際に確認しながら
原因を考えていきます。
胃食道逆流症とは
食道と胃の境目には、
胃の内容物が食道へ逆流しにくくする
仕組みがあります。
しかし、
一時的にこの仕組みが緩んだり、
食道裂孔ヘルニアなどがあったり、
腹圧が高くなったりすると、
胃酸を含む胃の内容物が
食道へ逆流することがあります。
胃内容物の逆流によって、
つらい症状や合併症が生じる状態を
**胃食道逆流症(GERD)**
と呼びます。
日本消化器病学会では、
胃食道逆流症について、
症状、内視鏡所見、逆流検査、生活習慣、
酸分泌抑制薬、食道外症状などを含めた
診療指針が示されています。
「胃食道逆流症」と「逆流性食道炎」
は同じもの?
厳密には同じではありません。
胃食道逆流症(GERD)は大きな概念で、
その中には、
胃カメラで食道粘膜のびらんや炎症が確認できる
逆流性食道炎と、
典型的な症状があっても
明らかな食道粘膜障害がみられない
**非びらん性胃食道逆流症(NERD)**
があります。
つまり、
「胃カメラで食道炎がない
=逆流がまったく関係していない」
とは限りません。
反対に、喉が赤い、声帯の周囲がむくんでいる、
といった耳鼻咽喉科の所見だけから
胃食道逆流症と断定することもできません。
症状と診察所見、
必要に応じて消化器内科で行う
胃カメラや逆流検査などを組み合わせて
判断することが重要です。

耳鼻咽喉科で問題になる
「咽喉頭逆流」
胃内容物の逆流が食道だけでなく、
さらに上方の咽頭や喉頭まで関係している
と考えられる状態は、
咽喉頭逆流(LPR:Laryngopharyngeal Reflux)、
症状を伴う病態は
**咽喉頭逆流症(LPRD)**
と呼ばれることがあります。
喉まで胃内容物が逆流すると考えられる
「直接刺激」だけでなく、
食道への逆流による神経反射などが
喉の症状に関係する可能性も考えられています。
胸やけや呑酸が目立たず、
喉の症状が中心となる方もいます。
ただし、
現在でも咽喉頭逆流症には
完全に統一された診断方法があるわけではなく、
声がれや喉の違和感があるというだけで
LPRDと診断することはできません。
近年の国際的なガイドラインやコンセンサスでも、
喉症状だけから逆流を断定せず、
ほかの原因を評価することが重視されています。

胃食道逆流症でみられる症状
胃食道逆流症の代表的な症状は、
・胸が焼けるような感じがする
・酸っぱいものや苦いものが上がってくる
・食後に胸やみぞおちが不快になる
・げっぷが増える
などです。
一方、
逆流が喉の症状に関係している場合には、
・喉に何かある感じ
・喉のつかえ感
・喉のイガイガ
、ヒリヒリ
・声がかすれる
・声が出しにくい
・何度も咳払いをしてしまう
・乾いた咳が長く続く
・痰が張り付いているように感じる
・朝に喉の調子が悪いなどがみられることがあります。
胸やけがなくても
胃酸の逆流はありますか?
あります。
特に喉の症状が中心となっている場合、
典型的な胸やけや呑酸を
はっきり自覚していないことがあります。
そのため、
「胸やけがないから逆流ではない」
とは言い切れません。
しかし反対に、
「胸やけはないけれど喉が変だから、きっと胃酸だ」
とも言い切れません。
喉の症状にはさまざまな原因があるためです。
なぜ胃の内容物が逆流するの?
胃食道逆流は一つの原因だけで
起こるわけではありません。
食道と胃の境目が一時的に緩むこと、
食道裂孔ヘルニア、
体重増加による腹圧の上昇などが関係します。
また、
食べ過ぎ、
脂肪分の多い食事、
就寝直前の食事、
飲酒、喫煙
などが症状と関係する方もいます。
ただし、
「コーヒーは禁止」
「チョコレートは禁止」
など、全員が同じ食品を一律に避ける必要が
あるわけではありません。
自分の場合、何を食べたあとに
症状が強くなるのかを知ることが大切です。

なぜ食後や寝る前に悪化しやすいの?
食事をすると胃の中の量が増えるため、
食後は胃内容物が逆流しやすくなります。
さらに、
食べてすぐ横になると
重力による逆流防止効果が弱くなります。
特に
夕食後すぐに寝る習慣がある方では、
夜間や起床時の症状に影響している可能性があります。
ACGのGERD診療ガイドラインでは、
夜間症状がある方について
就寝前2〜3時間の食事を避けることや、
夜間症状では上半身を高くして
眠ることなどが提案されています。

胃カメラは必要ですか?
すべての方に胃カメラが必要なわけではありません。
典型的な胸やけや呑酸が強い場合、
症状が長期間続いている場合、
治療しても改善しない場合などには、
消化器内科で胃カメラなどの検査が検討されます。
また、
飲み込みにくさが徐々に悪化している、
食べ物が途中でつかえる、
体重が減ってきた、
吐血や黒い便があるなどの場合には、
食道や胃の病気について詳しい検査が必要です。
専門施設では、
必要に応じて24時間pHモニタリングや
インピーダンス・pH検査などを用いて、
実際の逆流を評価することがあります。
胃食道逆流症の治療
療は、
典型的な胃食道逆流症なのか、
喉の症状が中心なのか、
食道炎があるのかなどによって異なります。
生活習慣の見直し
胃食道逆流症では、
薬だけでなく生活習慣を見直すことも大切です。
特に、
食べ過ぎない
食後すぐに横にならない
夜遅い時間の食事をできるだけ避ける
症状を起こしやすい食品を把握する
体重が増えている場合には適正体重を目指す
夜間症状が強ければ上半身をやや高くして眠る
喫煙している場合には禁煙を検討する
などが役立つ場合があります。
薬による治療
典型的な胃食道逆流症では、
胃酸の分泌を抑える**PPIやP-CAB**などが
治療に用いられます。
日本消化器病学会のGERD診療ガイドラインでも、
PPIやP-CABを含む酸分泌抑制療法が
治療の中心として扱われています。
一方で、
「喉に違和感があるから、
とりあえず胃酸の薬を飲み続ければよい」
とは限りません。
喉症状のみの患者さんを対象とした
大規模な無作為化試験では、
PPIであるランソプラゾールを投与しても
プラセボと比べて明らかな症状改善を
認めませんでした。
典型的なGERD症状がなく
食道外症状だけの場合には、
安易な長期PPI治療ではなく、
原因の評価や必要に応じた逆流検査を
考慮するよう提案しています。
2026年に発表された
欧州のLPR診療ガイドラインでも、
食事・生活習慣への介入やアルギン酸製剤などを
含めて治療を考え、
PPIは酸性逆流やGERD所見を伴う患者さんなどに
選択するという、
より個別化した考え方が示されています。
そのため、
本多耳鼻咽喉科では症状や診察所見を確認し、
必要に応じて薬物治療を行いながら、
改善が乏しい場合には別の原因を再検討したり、
消化器内科での評価をご案内したりします。
「薬を飲んでも治らない」ときに大切なこと
胃酸を抑える薬を飲んでも
喉の違和感や咳払いが改善しない場合、
「もっと強い胃薬が必要」
とは限りません。
そもそも症状の原因が
後鼻漏やアレルギー、声帯の病気など
別のところにある可能性があります。
また、
酸性ではない胃内容物の逆流、
喉頭の過敏性、
声の使い方
などが症状に関係することも研究されています。
特に喉症状だけの場合には、
治療効果が乏しいまま酸分泌抑制薬を
漫然と変更・増量していくよりも、
一度診断そのものを見直すことが重要です。

よくある質問
Q. 胸やけが全くないのに、
喉だけ胃食道逆流症になることはありますか?
あります。
喉の症状が中心となる場合には
胸やけを自覚しないこともあります。
ただし、
喉症状だけから胃食道逆流症と
断定することはできません。
鼻や喉、声帯などほかの原因を
確認することが重要です。
Q. 喉に痰が張り付く感じも胃酸が原因ですか?
逆流が関係する場合もありますが、
後鼻漏やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、
喉の乾燥などでも同じような症状が起こります。
実際には痰ではなく、
喉の刺激を「痰が絡んでいる」と
感じている場合もあります。
Q. 咳払いが多いのも関係しますか?
咽喉頭逆流で咳払いや慢性的な咳が
みられることがあります。
しかし、後鼻漏、喉頭アレルギー、咳喘息などでも
起こるため、症状だけで判断することはできません。
Q. 声がれも胃酸で起こりますか?
逆流が声帯周囲の症状に関係することはあります。
ただし、声がれには喉頭炎、声帯ポリープ、
声帯結節、ポリープ様声帯、声帯麻痺など
さまざまな原因があります。
声がれが続く場合には、
実際に声帯を観察することが重要です。
Q. 胃カメラが正常なら、
咽喉頭逆流症ではありませんか?
胃カメラだけですべての逆流を
判断できるわけではありません。
ただし、喉の症状だけで
咽喉頭逆流と決めつけることもできません。
必要に応じて消化器内科で
より詳しい逆流検査が検討されます。
Q. 耳鼻科と消化器内科、
どちらを受診すればいいですか?
喉の違和感、声がれ、咳払いなど
喉の症状が中心であれば、
耳鼻咽喉科で喉や声帯を確認する方法があります。
胸やけ、呑酸、みぞおちの症状が強い場合や、
食べ物のつかえ、体重減少、黒い便
などがある場合には消化器内科での評価も重要です。
耳鼻咽喉科と消化器内科の
どちらか一方だけで完結する病気ではなく、
症状によって連携して診療することがあります。
本多耳鼻咽喉科より
喉に違和感が続くと、
「胃酸が上がっているのかな」
「逆流性食道炎かもしれない」
と考える方も多いと思います。
実際に、
胃食道逆流症によって喉の違和感、
声のかすれ、咳、咳払いなどが起こることはあります。
一方で、
同じ症状は鼻や喉、声帯の病気でも起こります。
特に後鼻漏やアレルギー、喉頭炎、
声帯ポリープ、声帯結節などは、
症状だけでは胃酸の逆流と
区別できないことがあります。
そのため
本多耳鼻咽喉科では、
「喉の違和感だから胃薬」
「声がれだから喉の薬」
と症状だけで判断するのではなく、
必要に応じて細い内視鏡で喉や声帯まで確認し、
原因を考えることを大切にしています。
また、
耳鼻咽喉科で確認できる範囲に大きな異常がなく、
胃食道逆流症の詳しい評価が
必要と考えられる場合には、
消化器内科での検査をご案内します。
「喉に何か張り付いている感じが続く」
「咳払いを何度もしてしまう」
「風邪が治ったのに声が戻らない」
「食後や朝に喉の調子が悪い」
「胃が悪いのか、喉が悪いのか分からない」
このような場合もご相談ください。
本多耳鼻咽喉科医院は
福岡市早良区西新にある耳鼻咽喉科です。
予約なしで当日受診可能です。
福岡市早良区周辺で、
喉の違和感、声がれ、咳、咳払い、
痰が絡む感じなどでお困りの方はご相談ください。
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