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5-1-33 Nishijin, Sawara-ku, Fukuoka City, Fukuoka Prefecture 814-0002
092-851-9893

Honda ENT Clinic
Ear, nose, and throat clinic in Nishijin
Today, July 17th
This is a regular consultation .
急性副鼻腔炎
風邪のあとに黄色い鼻水や頭痛、頬の痛みが続いていませんか?
「風邪は治ってきたのに鼻水だけが続く」
「黄色や緑色の鼻水が出る」
「鼻がつまって頭が重い」
「頬や目の奥が痛い」
「鼻水がのどに落ちて咳が出る」
このような症状がある場合、
急性副鼻腔炎を起こしている可能性があります。
副鼻腔炎は以前から
「蓄膿症」と呼ばれることがありますが、
医学的には副鼻腔だけでなく
鼻の中にも炎症を伴うことが多いため、
現在は「鼻副鼻腔炎」という名称も使われています。
急に発症し、発症から4週間未満のものを
急性鼻副鼻腔炎といいます。
福岡市早良区西新の本多耳鼻咽喉科では、
鼻水や鼻づまり、後鼻漏、頭痛、
頬の痛みなどの症状について、
鼻の中の状態を確認しながら診療しています。
急性副鼻腔炎とは?
鼻の周囲には「副鼻腔」と呼ばれる空洞があります。
副鼻腔には、
* 頬の奥にある「上顎洞」
* 目と目の間にある「篩骨洞」
* おでこの奥にある「前頭洞」
* 鼻のさらに奥にある「蝶形骨洞」
があります。
それぞれの副鼻腔は鼻の中と
小さな通り道でつながっています。
風邪などによって鼻の粘膜が腫れると、
副鼻腔につながる通り道も狭くなります。
その結果、副鼻腔の換気や鼻汁の排出が悪くなり、
炎症が起こった状態が急性副鼻腔炎です。
急性副鼻腔炎の多くは
風邪などのウイルス感染をきっかけとして始まり、
その後、一部では細菌感染が加わります。
日本鼻科学会の「鼻副鼻腔炎診療の手引き」では、
ウイルス性鼻副鼻腔炎は通常10日以内に改善する一方、
細菌性では症状がいったん改善したあと再び悪化し、
膿性鼻汁、頬の痛み、発熱などがみられることが
あるとされています。
急性副鼻腔炎でよくみられる症状
黄色・緑色の鼻水
最初は透明だった鼻水が、
途中から黄色や緑色になり、
粘り気が強くなることがあります。
ただし、黄色い鼻水だけで
細菌感染と判断できるわけではありません。
鼻水の色だけではなく、
症状がどのくらい続いているか、
痛みや発熱があるか、
一度改善した後に再び悪化していないか
などを総合的に判断することが大切です。
頬や顔が痛い
頬の奥にある上顎洞に炎症が起こると、
頬や小鼻の横に痛みや圧迫感を感じることがあります。
特に下を向いたときに痛みが強くなることがあります。
おでこが痛い・頭痛がする
前頭洞などに炎症が起こると、
おでこや眉毛付近が重く感じたり、
頭痛を感じたりすることがあります。
「風邪が治ったのに頭痛だけ残っている」
という場合にも副鼻腔炎が隠れていることがあります。
目の奥が痛い
目と目の間にある篩骨洞などに炎症が起こると、
目の奥や鼻の付け根付近に痛みを感じることがあります。
歯が痛い
上顎洞は上の奥歯の近くにあるため、
副鼻腔炎によって上の歯が浮いたように感じたり、
歯が痛いように感じたりすることがあります。
反対に、虫歯や歯周病など歯の病気が原因となって
「歯性上顎洞炎」を起こすこともあります。
鼻水がのどに落ちる・後鼻漏
鼻水が鼻の前ではなく、
のどの方へ流れることを後鼻漏といいます。
「のどに鼻水が張り付く」
「痰がからむ」
「いつも鼻水をすすっている感じがする」
と表現されることもあります。
咳や痰
後鼻漏がのどを刺激することで、
咳や痰が続くことがあります。
特にお子さんでは、
鼻水よりも
「夜や朝に湿った咳が続く」
ことが副鼻腔炎の症状として目立つ場合があります。
日本の急性鼻副鼻腔炎診療ガイドラインでも、
小児では湿性咳嗽が重要な症状の一つとされています。
においがわかりにくい
鼻づまりや鼻粘膜の炎症によって、
一時的ににおいを感じにくくなることがあります。
風邪と急性副鼻腔炎はどう違う?
急性副鼻腔炎は風邪から始まることが多いため、
最初の数日は風邪との区別が難しいことがあります。
一般的なウイルス性の鼻副鼻腔炎は、
多くの場合、症状のピークを過ぎると徐々に改善し、
10日程度までに軽快していきます。
一方、
鼻水や鼻づまりがなかなか改善しない
いったん良くなったのに再び悪化した
黄色・緑色で粘りのある鼻水が続いている
頬やおでこ、目の奥が痛い発熱を伴っている
といった場合には細菌性の急性副鼻腔炎を
含めて評価する必要があります。
2025年に改訂された
米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会の
成人副鼻腔炎ガイドラインでも、
症状が改善せず10日以上続く場合や、
一度改善した後に再び悪化する経過が
細菌性副鼻腔炎を考える重要なポイントとされています。
黄色い鼻水が出たら抗生物質が必要?
「黄色い鼻水=抗生物質が必要」
とは限りません。
急性副鼻腔炎の多くはウイルス感染から始まり、
軽症の場合には自然に改善することもあります。
抗菌薬を使用するかどうかは、
症状の強さ、
症状が続いている期間、
鼻の中の状態、
膿性鼻汁の程度、
顔面痛や発熱の有無、
いったん改善した後に再び悪化していないか、
お子さんの場合は年齢や全身状態などを
確認して判断します。
必要のない抗菌薬を使用すると副作用だけでなく、
抗菌薬が効きにくい耐性菌の増加にもつながります。
本多耳鼻咽喉科では、
鼻水の色だけではなく症状と鼻内所見を
確認したうえで、
抗菌薬が必要かどうかを判断します。
急性副鼻腔炎の診断
問診
まず、
* いつから症状があるか
* 最初は風邪のような症状だったか
* 鼻水の状態
* 鼻づまり
* 後鼻漏
* 頭痛や顔面痛
* 発熱
* 咳や痰
* 嗅覚の変化
* 一度改善してから再び悪化していないか
などを確認します。
急性副鼻腔炎では「どんな鼻水か」だけではなく、
症状がどのような経過をたどっているかが重要です。
鼻の中を診察
耳鼻咽喉科では鼻の中を直接観察することができます。
鼻粘膜の腫れ、
鼻水の状態、
副鼻腔の出口付近から膿性鼻汁が出ていないか
などを確認します。
必要に応じて細い鼻内視鏡を使用し、
通常の診察だけでは見えにくい
鼻の奥まで確認することがあります。
2024年の日本鼻科学会「鼻副鼻腔炎診療の手引き」でも、
急性鼻副鼻腔炎は通常、
臨床症状と鼻内所見を中心に診断するとされています。
必要に応じて細菌
検査症状が強い場合、
治療しても改善しない場合、
繰り返している場合などには、
鼻汁を採取して
原因となっている細菌や
抗菌薬への感受性を調べることがあります。
レントゲン・CT検査について
急性副鼻腔炎だからといって、
すべての方にレントゲンやCTが必要なわけではありません。
現在の日本鼻科学会の手引きでは、
急性鼻副鼻腔炎は基本的に症状と鼻内所見で診断し、
治療に反応しない場合や、
眼や頭蓋内への合併症が疑われる場合などに
CTを検討するとされています。
特に小児では放射線被曝への配慮から、
合併症が疑われない場合にCTを
routinely 行うものではありません。
急性副鼻腔炎の治療
症状や重症度によって治療内容は異なります。
鼻の処置
鼻の中にたまっている鼻汁を除去し、
鼻の通りを改善する処置を行うことがあります。
耳鼻咽喉科では鼻の中を
直接確認しながら処置できることが特徴です。
薬による治療
症状に応じて、
* 鼻汁を排出しやすくする薬
* 炎症を抑える薬
* 痛みや発熱に対する薬
* 必要な場合には抗菌薬
などを使用します。
治療内容は年齢、症状、基礎疾患、
妊娠・授乳の有無などによって調整します。
抗菌薬
細菌性の急性副鼻腔炎が疑われる場合や、
中等症以上の症状がある場合などには
抗菌薬を使用することがあります。
一方、軽症では抗菌薬を使用せず
経過を見ることもあります。
抗菌薬は「念のため」使用するものではなく、
症状や診察所見を踏まえて
必要性を判断することが重要です。
ネブライザー
治療症状や鼻の状態に応じて、
耳鼻咽喉科でネブライザー治療を行うことがあります。
急性副鼻腔炎はどのくらいで治る?
軽いウイルス性の鼻副鼻腔炎であれば、
多くは1週間前後から改善し始め、
10日程度までに症状が軽くなっていきます。
細菌感染が加わった場合や炎症が強い場合には、
症状が長引くことがあります。
また、鼻づまりや後鼻漏、咳などは、
強い症状が改善した後も
しばらく残ることがあります
。症状が改善しない場合には、
「治るまで薬を飲み続ければよい」
と考えるのではなく、
診断が合っているか、
歯が原因ではないか、
慢性副鼻腔炎へ移行していないかなどを
再評価することが大切です。
子どもの急性副鼻腔炎
お子さんも急性副鼻腔炎になります。
子どもは鼻の中が狭く、
副鼻腔も発達途中のため、
鼻汁がたまりやすい傾向があります。
また大人のように
「頬が痛い」
「目の奥が重い」
とうまく説明できないこともあります。
お子さんでは、
黄色い鼻水が長く続く
鼻づまりが強い
鼻水がのどに落ちる
湿った咳が続く
夜や朝に咳が多い
機嫌が悪い
発熱する
といった症状として現れることがあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、
風邪などの鼻粘膜の炎症から
小児の急性副鼻腔炎が起こることを解説しています。
鼻を自分でかめない小さなお子さんでは、
鼻汁をためないようにすることも大切です。
急性副鼻腔炎を放置するとどうなる?
多くの急性副鼻腔炎は
適切な経過観察や治療で改善します。
しかし、
炎症が長引くと慢性副鼻腔炎へ
移行することがあります。
また、
頻度は高くありませんが、
副鼻腔は目や脳に近いため、
炎症が周囲へ広がることがあります。
急性副鼻腔炎についてよくある質問
Q. 黄色い鼻水が出たら副鼻腔炎ですか?
黄色や緑色の鼻水は
副鼻腔炎でみられる症状の一つですが、
それだけでは診断できません。
風邪でも色のついた鼻水が出ることがあります。
鼻水の色だけでなく、
症状が続いている期間、鼻の中の状態、
痛みや発熱、一度改善してから再び悪化したか
などを確認して判断します。
Q. 急性副鼻腔炎は自然に治りますか?
軽症のウイルス性鼻副鼻腔炎は
自然に改善することがあります。
一方、症状が長引く場合や、
強い顔面痛、発熱などがある場合には
細菌感染が加わっている可能性があり、
治療が必要になることがあります。
Q. 抗生物質を飲めば早く治りますか?
すべての急性副鼻腔炎に抗菌薬が必要なわけではありません。
抗菌薬が必要かどうかは
症状、経過、鼻の所見などから判断します。
Q. 頭痛だけでも副鼻腔炎のことがありますか?
あります。
特に鼻づまりや黄色い鼻水、後鼻漏などを伴い、
おでこや頬、目の奥が痛む場合には
副鼻腔炎が原因となっている可能性があります。
ただし、頭痛には片頭痛などさまざまな原因があるため、
鼻の状態を確認することが大切です。
Q. 歯が痛いのですが副鼻腔炎でしょうか?
上顎洞の炎症によって上の奥歯付近に
痛みを感じることがあります。
一方、歯の炎症が原因となって副鼻腔炎を起こす
「歯性上顎洞炎」もあります。
特に片側だけ副鼻腔炎を繰り返す場合などには
歯科的な原因も確認します。
Q. 急性副鼻腔炎は人にうつりますか?
副鼻腔炎そのものが直接人にうつる病気というわけではありません。
ただし、きっかけとなった風邪などの
ウイルス感染は周囲に感染することがあります。
Q. 熱がなくても副鼻腔炎になりますか?
なります。
発熱がなくても、鼻づまり、膿性鼻汁、
後鼻漏、顔面痛、頭痛、嗅覚低下などから
副鼻腔炎が見つかることがあります。
Q. 何科を受診すればいいですか?
鼻水、鼻づまり、後鼻漏、
頬や目の奥の痛みなどがある場合には
耳鼻咽喉科で診察できます。
耳鼻咽喉科では鼻の中を直接確認し、
必要に応じて鼻内視鏡などを用いて診断します。
風邪のあとに鼻症状が残ったらご相談ください
風邪の後に黄色い鼻水や鼻づまりが続いていても、
「そのうち治るだろう」
と様子をみている方は少なくありません。
しかし、
鼻水がなかなか治らない
いったん良くなったのに再び悪化した
頬や目の奥が痛い
頭痛が続く
後鼻漏や咳が続いている
といった場合には
急性副鼻腔炎が隠れていることがあります。
福岡市早良区西新の本多耳鼻咽喉科では、
お子さんから大人の方まで、
鼻水・鼻づまり・後鼻漏・頭痛・顔面痛などの
症状を診療しています。
「これはただの風邪なのか、副鼻腔炎なのかわからない」
という段階でもご相談ください。
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