まず知っておきたいこと
- 色だけで原因や抗菌薬の必要性は決まりません
- 血が混じるときは早めに受診を
- 長引く場合は肺や気管支の評価も必要です
受診の目安
痰や咳が長引く、血が混じる、発熱が続く、胸が痛い、体重が減る場合はご相談ください。喫煙歴がある方の持続する症状も確認が必要です。
ここに挙げた症状は一例です。急な悪化やいつもと違う強い症状がある場合は、日数にかかわらず医療機関へご相談ください。
副鼻腔炎・後鼻漏で「痰が絡む」と感じる理由
鼻や副鼻腔で増えた粘りのある鼻水が、鼻の奥からのどに流れると、痰が張りつく、何度も咳払いをしたいと感じることがあります。これが後鼻漏です。肺や気管支で作られた痰とは出どころが異なりますが、感覚だけで区別できないこともあります。
鼻づまり、鼻水、においの低下、顔の重さがあれば副鼻腔炎なども確認します。色だけで原因や抗菌薬の必要性は決めません。
考えられる主な原因
感染や鼻水の影響
風邪や気管支の炎症で分泌物が増えたり、副鼻腔炎などの鼻水がのどへ流れたりする場合があります。
呼吸器の病気や刺激
喘息、慢性の肺・気管支の病気、喫煙なども原因になります。胃食道逆流やのどの違和感と関連することもあります。
耳鼻咽喉科で行う診察・検査
量、色、血の有無、出る時間帯、咳・発熱・息切れなどを伺い、鼻とのどを診察します。
必要に応じて内視鏡などを検討します。胸部画像や痰の専門的な検査が必要な場合は、呼吸器内科などをご案内します。当院にはレントゲン設備がありません。
すべての検査を一度に行うわけではありません。症状・年齢・診察結果から、必要な検査を検討します。
鼻とのどで確認すること、呼吸器内科で評価すること
当院では、出始めた時期、鼻症状、咳、発熱、喫煙歴などを伺い、鼻とのどを診察します。鼻から流れる分泌物や炎症の有無を確認し、耳鼻咽喉科で対応できる原因を検討します。
息切れ、ゼーゼーする呼吸、長引く咳、血の混じる痰がある場合は、肺・気管支の評価も必要です。必要に応じて呼吸器内科等で胸部の検査を受けることをご案内します。強い息苦しさ、多量の血、胸痛は救急へご相談ください。
治療について
鼻炎・副鼻腔炎などの原因への治療や、痰を出しやすくする薬などを状態に応じて検討します。
気管支や肺の病気が疑われる場合は、その病気に合う治療が必要です。色がついているだけで抗菌薬を決めることはしません。
治療の選択肢を一般的にご紹介しています。実際の治療は診察で相談し、専門的な検査や入院・手術が必要な場合は対応する医療機関をご案内します。
自宅でできること
- 無理のない水分摂取を心がけ、喫煙や煙を避けます。強い咳払いを繰り返すより、やさしく出すようにします。
- 痰の写真や症状の記録が役立つ場合があります。息苦しさや血が増えるときは記録を優先せず受診してください。
よくある質問
痰があれば肺の病気ですか?
肺や気管支だけでなく、後鼻漏など鼻・のどが関係することもあります。症状全体を確認して判断します。
血が少しだけなら様子を見てよいですか?
鼻や口からの出血が混じる場合もありますが、原因の確認が必要です。繰り返す場合や胸の症状がある場合は早めに受診してください。
緑の痰なら細菌感染ですか?
色だけでは判断できません。期間、発熱、息切れ、診察や必要な検査を合わせて確認します。
朝に痰が多いのは副鼻腔炎ですか?
睡眠中に鼻水や分泌物がたまり、起床後に気になることがあります。ただし喘息など肺・気管支の病気でも朝に症状が出ます。鼻づまり、咳、息苦しさ、続く期間を合わせて診察で確認します。
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症状・病気
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