まず知っておきたいこと
- 起こったら無理に立ち続けないでください
- 失神や胸痛を伴う場合は救急対応を
- 繰り返す場合は全身の原因も確認します
受診の目安
立ちくらみを繰り返す、倒れそうになる、日常生活に支障がある場合はご相談ください。出血、食事や水分摂取の低下、薬の変更があった場合もお伝えください。
ここに挙げた症状は一例です。急な悪化やいつもと違う強い症状がある場合は、日数にかかわらず医療機関へご相談ください。
立ちくらみとめまいを、きっかけから比べる
次の違いは診察で経過を整理する手がかりです。表だけで病気を決めることはできません。
| 場面 | 続く時間・感覚 | 耳・意識の変化 |
|---|---|---|
| 立ち上がったとき | 数秒〜短時間の暗くなる感じなど。血圧変化、脱水、貧血、薬などを確認します。 | 耳症状がなくても起こります。失神した場合は内科・救急の評価が必要です。 |
| 寝返り・顔の向きを変えたとき | 短い回転感を繰り返す場合、BPPVなどを考えます。 | BPPVは通常、難聴や耳鳴りを伴いません。伴う場合は他の原因も確認します。 |
| 安静時・長く続くとき | 数分〜長時間などさまざまです。内耳の病気や全身の病気などを評価します。 | 耳鳴り・難聴は耳鼻科へ。意識の異常、ろれつや手足の異常は救急です。 |
考えられる主な原因
立ったときの血圧変化など
急に立つことで血圧の調整が追いつかない、脱水などで循環が変化することが関係する場合があります。
貧血・薬・心臓などの病気
降圧薬などの影響、貧血、不整脈なども候補になります。子どもや若い方の起立性調節障害など、年齢に応じた評価も必要です。
耳鼻咽喉科で行う診察・検査
立った直後か、運動中か、意識を失ったか、動悸や耳の症状があるかを伺います。服用薬や持病も確認します。
耳のめまいとの区別を行い、血圧や全身の評価、血液検査・心電図などが必要な場合は内科・小児科などをご案内します。
すべての検査を一度に行うわけではありません。症状・年齢・診察結果から、必要な検査を検討します。
治療について
原因に応じて生活面の調整、薬の見直し、基礎疾患の治療などを検討します。
すべての立ちくらみが耳の薬で改善するわけではありません。失神の原因が疑われる場合は、適切な診療科での評価が大切です。
治療の選択肢を一般的にご紹介しています。実際の治療は診察で相談し、専門的な検査や入院・手術が必要な場合は対応する医療機関をご案内します。
自宅でできること
- 症状が出たら安全な場所で座るか横になり、転倒を防ぎます。起き上がるときはゆっくり動きます。
- 脱水を避けますが、心臓・腎臓の病気などで水分や塩分の制限がある方は指示を優先してください。薬を自己判断で減らしたり、塩分を大幅に増やしたりしないでください。
よくある質問
耳のめまいとは違うのですか?
立ち上がりに関連する気が遠くなる感じは、血圧などの影響を考えます。ただし表現だけでは区別できず、症状全体を確認します。
水を飲めば治りますか?
脱水が関係する場合は役立ちますが、貧血や心臓など別の原因もあります。繰り返す場合は診察が必要です。
子どもの朝の不調も相談できますか?
ご相談いただけます。起立性調節障害など全身の評価が必要な場合は小児科などをご案内します。
何科に相談したらよいですか?
耳鳴り・聞こえの変化や頭の向きで起こる回転感は耳鼻咽喉科へ。立ち上がるたびに起こる、動悸・息切れがある場合は内科にもご相談ください。お子さんの朝の不調や繰り返す立ちくらみは小児科での全身評価も大切です。
失神、胸痛、強い頭痛、手足の麻痺、ろれつが回らない場合は、通常の外来を待たず救急へ。強い症状では119番を利用してください。
あわせて知っておきたい
症状・病気
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このページの情報について
運営:医療法人 本多耳鼻咽喉科医院
管理責任者:院長 本多勇輔
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