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〒814-0002 福岡市早良区西新5-1-33
092-851-9893

本多耳鼻咽喉科医院
西新のみみ・はな・のどのクリニック
本日9/19は
休診日です

「声がかすれる」
「ガラガラ声が続く」
「声を出すと疲れる」
「大きな声を出したあとから声が戻らない」
このような症状の原因のひとつが、
**声帯ポリープ**
です。
声帯ポリープは、
声を出すときに振動する「声帯」の一部が腫れて、
ふくらみができた状態です。
大声を出したあとや、
仕事などで声をよく使う方に起こりやすい病気ですが、
声がれの原因は声帯ポリープだけではありません。
風邪による喉頭炎、
声帯結節、
声帯のう胞、
声帯麻痺、
加齢による声帯萎縮、
胃酸の逆流、
まれには喉頭がんなどでも声がかれることがあります。
そのため、
**「声がかれている=声帯ポリープ」**
と症状だけで判断するのではなく、
声がれが続いている場合には、
実際に声帯の状態を確認することが大切です。
声帯ポリープとは?
声帯は、喉の奥にある左右一対のひだです。
呼吸をしているときには左右に開き、
声を出すときには中央に寄って、
肺から出てくる空気によって高速で振動します。
この声帯に強い負担が加わると、
粘膜の中の細い血管が傷ついたり、
出血やむくみが起こったりすることがあります。
その部分にふくらみが残ったものが
**声帯ポリープ**
です。
特に、
声帯の振動が強くぶつかる部分に生じやすく、
多くは片側の声帯にみられます。
ポリープがあると左右の声帯が
きれいに振動できなくなるため、
声がかすれたり、ガラガラした声になったりします。
声帯ポリープの主な症状
最も多い症状は
**声がれ(嗄声:させい)**
です。
人によって声の変化は異なり、
- 声がかすれる
- ガラガラした声になる
- 息が漏れるような声になる
- 声が出しにくい
- 高い声が出にくい
- 声が途中で途切れる
- 長く話すと声が疲れる
- 声量が出ない
- 歌いにくくなった
- 喉に何か引っかかる感じがする
などがみられます。
特に
歌手、教師、保育士、営業職、
接客業、インストラクターなど、
声を仕事で使う方では、
わずかな声の変化でも
仕事に大きく影響することがあります。
こんなきっかけはありませんか?
声帯ポリープは、
声帯に大きな負担がかかったあとに
生じることがあります。
例えば、
**運動会やスポーツ観戦で大声を出した
**カラオケで長時間歌った
**ライブやイベントで叫んだ
**風邪をひいているのに無理に声を出した
**激しく咳き込んだ
**仕事で一日中話していた
といったことがきっかけになります。
一度の強い発声をきっかけに生じることもあれば、
日常的な声の使いすぎが積み重なって
発症することもあります。

声帯ポリープの原因
① 声の使いすぎ・大声
代表的な原因です。
声帯は発声するたびに左右が接触して振動しています。
大声を出したり、長時間話したりすると
声帯への衝撃が強くなり、
粘膜の中で出血やむくみが起こりやすくなります。
② 風邪や喉頭炎
風邪などによって
声帯が炎症を起こしているときは、
声帯の粘膜が腫れて傷つきやすい状態です。
その状態で無理に声を出すと、
声帯への負担がさらに大きくなります。
「風邪で声がかれているけれど仕事なので話し続けた」
という状況がきっかけになることもあります。
③ 咳や頻繁な咳払い
強い咳や咳払いでも声帯同士が勢いよく接触します。
咳が長く続いている場合には、
声帯への刺激が繰り返されます。
④ 喫煙
たばこの煙は声帯の粘膜を刺激します。
喫煙している方の声がれでは、
声帯ポリープだけでなく、
ポリープ様声帯や喉頭がんなどとの区別も重要です。
特に喫煙歴があり、
声がれが続いている場合には、
一度声帯を確認することをおすすめします。
⑤ 胃酸の逆流など
胃食道逆流や咽喉頭逆流によって
喉頭が慢性的に刺激され、
声の不調に関係することがあります。
ただし、
「声がれ=胃酸の逆流」
と決めつけることはできません。
まず声帯を観察し、
症状や所見を確認したうえで
原因を考えることが大切です。

声帯ポリープができやすい人
声帯ポリープは
誰にでも起こる可能性がありますが、
特に、
教師・保育士
営業職・接客業
歌手・俳優
インストラクター
電話対応の多い仕事
講師・司会者
スポーツ指導者 など、
日常的に声を使う機会が多い方にみられます。
仕事以外でも、
カラオケ、
スポーツ観戦、
イベントなどで
急に大きな声を出したあとに発症することがあります。
声帯ポリープと声帯結節の違い
# 声帯ポリープと声帯結節の違い
よく似た病気に**声帯結節**があります。
どちらも声の使いすぎと関係し、
声がれを起こしますが、
典型的な見え方や病態が異なります。
### 声帯ポリープ
一度の強い発声や声の酷使などを
きっかけに起こることがあり、
**片側にできることが多い**病変です。
出血を伴って赤く見えるものや、
白っぽいもの、透明感のあるものなどがあります。
### 声帯結節
声帯同士が繰り返しぶつかることでできる
「たこ」のような病変で、
**左右ほぼ対称にできることが多い**
のが特徴です。
ただし、
声だけを聞いて両者を区別することはできません。
内視鏡で実際に声帯を確認する必要があります。

「ポリープ様声帯」とは違う病気です
名前が似ていますが、
**声帯ポリープ**と**ポリープ様声帯**
は別の病気です。
声帯ポリープは、
声帯の一部分にふくらみができることが多いのに対し、
ポリープ様声帯では
左右の声帯が広い範囲にわたって
むくんだように腫れます。
ポリープ様声帯は
特に長期間の喫煙と強く関連します。
声が低くなった、
以前より太い声になった、
息苦しさもある、
といった症状を伴うことがあります。

声がれ=声帯ポリープとは限りません
ここはとても大切です。
声がれの原因には、
- 急性喉頭炎
- 慢性喉頭炎
- 声帯ポリープ
- 声帯結節
- 声帯のう胞
- ポリープ様声帯
- 声帯出血
- 声帯麻痺
- 声帯萎縮
- 喉頭肉芽腫
- 機能性発声障害
- 喉頭乳頭腫
- 喉頭白板症
- 喉頭がん
など、多くの病気があります。
「風邪だと思っていた」
「声の出しすぎだと思っていた」
という場合でも、
声がれが長く続いているときには、
一度声帯を確認することが重要です。
声帯ポリープの診断
問診
まず、
いつから声が変わったのか
大声を出したきっかけがあったか
風邪や咳があったか
仕事でどの程度声を使うか
喫煙歴があるか
声の変化が続いているか
飲み込みづらさや息苦しさがないか
などを確認します。
声を仕事で使う方の場合には、
仕事への影響も重要な情報です。
喉頭内視鏡検査
声帯ポリープの診断で重要なのが、
**声帯を実際に見ること**
です。
必要に応じて、
鼻から細い内視鏡を入れて
喉頭・声帯を観察します。
声帯にポリープがあるかだけではなく、
声帯がきちんと動いているか
左右の声帯が閉じているか
炎症がないか
ほかの病変が隠れていないか
なども確認します。
検査時間は通常短く、外来で行うことができます。
声帯ポリープは自然に治りますか?
すべての声帯ポリープに
手術が必要なわけではありません。
発症して間もないものや小さな病変では、
声への負担を減らし、
声の使い方を見直すことで小さくなったり、
症状が改善したりすることがあります。
一方、
ある程度大きくなったものや
長期間残っているものでは、
保存的治療だけでは改善しないこともあります。
大切なのは、
「ポリープがあるから手術」
と一律に考えるのではなく、
ポリープの大きさ
形や性状
発症からの期間
声がどの程度困っているか
仕事で声を使うか
保存的治療への反応
などを総合して治療方針を考えることです。
声帯ポリープの治療
① 声の負担を減らす
治療の基本のひとつです。
大声、叫び声、長時間の会話などを
できるだけ控えます。
ただし、
**「ささやき声なら声帯を使わない」**
というわけではありません。
ささやき声でも声の出し方によっては
喉に力が入ることがあります。
無理に別の声を作るのではなく、
必要以上に声を使わないことが大切です。
② 声の衛生を整える
声帯への負担を減らすため、
十分な水分をとる
喉を乾燥させない
大声を避ける
長時間話し続けない
声がかれているときに無理をしない
頻繁な咳払いを減らす
喫煙している場合は禁煙を検討する
などが重要です。
③ 原因となっている病気を治療する
喉頭炎、咳、鼻炎、後鼻漏、胃酸の逆流など、
声帯への刺激を増やしている病気があれば、
必要に応じて治療します。
単にポリープだけを見るのではなく、
なぜ声帯に負担がかかったのかを
考えることが再発予防にもつながります。
④ 音声治療
声の使い方そのものが
声帯への負担になっている場合には、
言語聴覚士などによる音声治療が
行われることがあります。
声帯に負担をかけにくい発声方法や、
声の使い方を身につける治療です。
声帯ポリープに対する保存的治療として行われるほか
手術後の再発予防や音声改善を
目的として行われる場合もあります。
⑤ 手術
保存的治療を行ってもポリープが残り、
声がれが改善しない
仕事に支障がある
十分な声が出ない
病変が大きい
などの場合には、手術が検討されます。
一般的には、
全身麻酔を行い、口から喉頭直達鏡という器具を入れ、
顕微鏡や内視鏡で声帯を確認しながら
ポリープを切除する
「喉頭微細手術」
が行われます。
首を切って行う手術ではありません。
手術が必要と判断される場合には、
対応可能な医療機関へご紹介します。

声帯ポリープは再発しますか?
手術でポリープを取り除いても、
その原因となった声の使い方や
生活習慣が変わらなければ再発する可能性があります。
再発予防には、
声がかれているときに無理に発声しない
長時間話すときには途中で休憩する
水分をとる
大声や叫び声を減らす
喉の乾燥を避ける
喫煙を避ける
咳や鼻の病気を放置しない
といったことが大切です。
声がかれたとき、自宅でできること
一時的な声がれであれば、
声を使う量を減らす
水分をこまめにとる
部屋の乾燥を避ける
喫煙を控える
無理に高い声や大きな声を出さない
などを意識してください。
「声が出ないから、頑張って声を出す」
ことは逆効果になることがあります。
よくある質問
声帯ポリープはがんですか?
声帯ポリープそのものは一般的には良性の病変です。
ただし、
声がれを起こす病気には喉頭がんなどもあります。
見た目だけでは追加の検査が必要になる病変もあるため、
声がれが続く場合に
声帯を直接確認することが大切です。
風邪のあとから声がかれています。
声帯ポリープでしょうか?
風邪による急性喉頭炎でも声はかれます。
風邪のあとに声が戻らない場合や、
無理に声を出したあとから声が変わった場合には、
声帯ポリープなどができている可能性もあります。
症状が続く場合にはご相談ください。
声帯ポリープは薬だけで治りますか?
発症して間もない小さな病変などでは、
声の安静や声の使い方の改善、
背景にある炎症への治療で改善することがあります。
一方で、
保存的治療を行っても残るポリープでは
手術が必要になることがあります。
声帯ポリープは必ず手術しますか?
必ずしも手術が必要なわけではありません。
病変の大きさや性状、
発症からの期間、声の困り方、職業などを考慮して
治療を決めます。
声帯ポリープを放置するとがんになりますか?
一般的な声帯ポリープが、
そのまま喉頭がんになるというわけではありません。
ただし
「声がれの原因が本当に声帯ポリープなのか」
を確認することは重要です。
声を出さなければ自然に治りますか?
小さく発症して間もないものでは
改善することがありますが、
すべてのポリープが自然に消えるわけではありません。
長期間声がれが続く場合には、
一度声帯を確認してください。
子どもにも声帯ポリープはできますか?
子どもの声がれでは
声帯結節などがみられることが多く、
成人とは原因や治療方針が異なる場合があります。
長く声がれている場合には
耳鼻咽喉科での確認をおすすめします。
本多耳鼻咽喉科より
声がかれると、
「昨日しゃべりすぎたからだろう」
「風邪が治れば声も戻るだろう」
と、そのまま様子をみる方も多いと思います。
実際、
一時的な喉頭炎や声の使いすぎで
自然に改善する声がれも少なくありません。
一方で、
声がれの原因には、
声帯ポリープ、声帯結節、声帯のう胞、声帯麻痺など、
実際に声帯を見なければ分からない病気があります。
また、
頻度は高くありませんが、
喉頭がんなどでも「声がれ」
が最初の症状になることがあります。
そのため本多耳鼻咽喉科では、
「声がかれているから薬を出す」だけではなく、
症状の経過や声の使い方を確認し、
必要に応じて喉頭・声帯を
実際に観察して原因を考えること
を大切にしています。
「声がずっと戻らない」
「仕事で声を使うので困っている」
「歌うと高い声だけ出なくなった」
「大声を出してから急に声が変わった」
「風邪は治ったのに声だけかれている」
このような場合もご相談ください。
本多耳鼻咽喉科医院は、
福岡市早良区西新にある耳鼻咽喉科です。
**予約なしで当日受診可能です。**
福岡市早良区、西新、藤崎、百道、唐人町周辺で、
声がれ、声のかすれ、声が出しにくい、
喉の違和感などでお困りの方は
お気軽にご相談ください。
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