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聞こえにくい

「最近、テレビの音が大きくなったと言われる」
「何度も聞き返すことが増えた」
「片方の耳だけ聞こえにくい」
「耳が詰まったように感じる」
「音は聞こえるのに、何を言ってるか分かりにくい」
このような症状はありませんか?

聞こえにくさは、
単なる加齢だけで起こるものではありません。
耳垢が詰まっているだけの場合もあれば、
中耳炎、突発性難聴、メニエール病、
低音障害型感音難聴、騒音性難聴など、
さまざまな病気が原因となります。

特に
突然、片方の耳が聞こえにくくなった場合は
早めの診断と治療が重要です。
福岡市早良区西新の本多耳鼻咽喉科では、
耳の診察と聴力検査などを行い、
聞こえにくさの原因を確認します。
「年齢のせいだろう」
「耳垢だろう」と自己判断せず、
聞こえ方に変化を感じたときは
一度耳鼻咽喉科で確認することをおすすめします。

突然、片耳が聞こえにくくなった方へ

昨日まで普通に聞こえていたのに、

突然片方の耳だけ聞こえにくくなった場合は、

様子を見ず、できるだけ早く

耳鼻咽喉科を受診してください。

 

突発性難聴をはじめとした

急性感音難聴の可能性があります。

突発性難聴では、

耳がまったく聞こえなくなるとは限りません。

「耳に水が入った感じがする」

「耳が詰まっている」

「音が響く」

「左右で聞こえ方が違う」

「急に耳鳴りが始まった」

といった比較的軽い違和感だけで発症することもあります。

 

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では、

突発性難聴は治療開始が

遅れるほど改善しにくくなるため、

少なくとも発症から2週間以内、

できれば1週間以内に治療を開始することが

望ましいとしています。

突然の難聴では

「もう少し様子を見よう」

と数日~数週間待たないことが大切です。

このような場合は早めに受診してください

* 突然、片方の耳が聞こえにくくなった
* 朝起きたら左右の聞こえ方が違う
* 急に耳が詰まった、こもった感じがする
* 急に耳鳴りが始まった
* 音が響く、二重に聞こえる
* 聞こえにくさと一緒にめまいがある
* ライブや大きな音のあとから聞こえにくい
* 耳の聞こえが数日で悪くなっている

聞こえにくい原因は、大きく3種類に分けられます

難聴は、障害されている場所によって
「伝音難聴」
「感音難聴」
「混合性難聴」
に分けられます。

伝音難聴

外耳から中耳までの、
音を内耳へ伝える部分に問題がある状態です。
代表的な原因には、
耳垢栓塞、
外耳炎、
急性中耳炎、
滲出性中耳炎、
鼓膜穿孔、
慢性中耳炎、
耳硬化症
などがあります。
「耳にふたをされたような感じ」
「音が小さく聞こえる」
「耳がこもる」
と感じることがあります。
耳垢や中耳炎など、
原因に対する治療によって
聞こえが改善するケースもあります。

感音難聴

内耳や聴神経など、

音を感じて脳へ伝える部分に問題がある難聴です。

突発性難聴、

低音障害型感音難聴、

メニエール病、

加齢性難聴、

騒音性難聴、

音響外傷、

薬剤性難聴

などが含まれます。

感音難聴では単純に音が小さくなるだけではなく

「音は聞こえているのに言葉が分かりにくい」

という症状が出ることがあります。

特に加齢性難聴では高い音から聞き取りにくくなり、

会話の聞き取りに影響することがあります。

混合性難聴

伝音難聴と感音難聴の
両方が合わさった状態です。
耳の診察だけでは
難聴の種類や程度を
判断できないこともあるため、
聴力検査を組み合わせて評価します。

聞こえにくいときに考えられる主な病気

耳垢栓塞

耳垢が外耳道を塞ぐことで、
急に耳が詰まったようになったり、
音がこもったり、
聞こえにくくなることがあります。

特に綿棒や耳かきで
耳垢を奥へ押し込んでしまうことがあります。
無理に自分で取ろうとすると
外耳道や鼓膜を傷つける可能性もあるため、
取れない耳垢は耳鼻咽喉科で処置します。

滲出性中耳炎

鼓膜の奥に液体がたまり、
音が伝わりにくくなる病気です。
耳の痛みや発熱がないことも多く、
「耳が詰まる」
「テレビの音が大きくなる」
「呼びかけへの反応が悪い」
といった聞こえの変化だけで気づくことがあります。
特に子どもでは本人が聞こえにくさを
うまく説明できないことがあります。

突発性難聴

ある日突然、主に片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。

難聴だけでなく、

耳鳴り、耳の詰まり、音が響く感じ、

めまいなどを伴う場合があります。

明らかな原因が特定できない急性感音難聴であり、

早期の診断・治療が重要です。

低音障害型感音難聴

低い音を中心に聞こえにくくなる感音難聴です。

「耳が詰まる」

「低い耳鳴りがする」

「自分の声が響く」

といった症状で受診されることもあります。

症状を繰り返す場合があり、

一部ではメニエール病へ移行することもあります。

メニエール病

難聴や耳鳴り、

耳の詰まりなどの耳症状とともに、

めまいを繰り返す病気です。

聞こえ方が良くなったり

悪くなったりすることがあります。

「めまいが治ったから大丈夫」

と判断せず、

耳症状を伴う場合には聴力を確認することが重要です。

加齢性難聴

年齢とともに徐々に聞こえが低下していく状態です。

一般に高い音から聞こえにくくなるため、

最初は本人より家族が気づくこともあります。

「テレビの音が大きい」

「聞き返しが増えた」

「電子音が聞こえにくい」

「大人数の会話が分かりにくい」

「騒がしいところでは会話を聞き取れない」

といった変化が目安になります。

年齢のせいと思っていても、

実際には耳垢や中耳炎など

治療できる原因が隠れていることがあります。

そのため、

一度耳鼻咽喉科で耳の状態と聴力を

確認することが大切です。

厚生労働省も「聞こえにくさ」を感じた場合の

耳鼻咽喉科受診を案内しています。

騒音性難聴・音響外傷

仕事などで長期間大きな音にさらされたり、

ライブ、コンサート、爆発音など

非常に大きな音を聞いたあとに

聞こえが低下することがあります。

慢性的な騒音による難聴は

徐々に進行するため、

自分では気づきにくいことがあります。

一方、

強い音を聞いた直後から

耳鳴りや聞こえにくさが生じた場合は

音響外傷の可能性があり、

早めの受診が必要です。

イヤホンやヘッドホンを使用するときも、

大きすぎる音量で長時間聞き続けることは避け、

耳を休ませる時間を作ることが大切です。

WHOも安全なリスニングによる

騒音性難聴の予防を推奨しています。

慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎

鼓膜に穴が残った慢性中耳炎では音が伝わりにくくなり、

難聴を生じることがあります。

真珠腫性中耳炎では病気が進行すると

耳小骨や周囲の骨を障害することがあり、

難聴だけでなく耳だれやめまいなどを伴う場合があります。

耳硬化症

鼓膜の奥にある耳小骨の一つ、

アブミ骨の動きが悪くなり、

徐々に聞こえにくくなる病気です。

鼓膜を見ただけでは異常が分からないこともあります。

聴力検査などで伝音難聴を確認し、

必要に応じて専門医療機関で詳しい検査を行います。

音は聞こえるのに、会話が聞き取りにくい

「声がしていることは分かるけれど、

     何を言っているのか分からない」

これは重要な「聞こえにくさ」の一つです。

感音難聴では、

音の大きさだけではなく

言葉を聞き分ける能力が低下することがあります。

また、通常の聴力検査では

大きな異常がないにもかかわらず、

騒がしい場所や複数人での会話など

特定の状況で聞き取りにくさを感じる場合もあります。

そのため

「健康診断の聴力検査は問題なかったから耳は正常」

とは限りません。

日常生活で聞き取りに困っている場合は

耳鼻咽喉科へご相談ください。

子どもの聞こえにくさ

小さなお子さんは、
自分から「耳が聞こえにくい」
と訴えないことがあります。
次のような変化がみられる場合には、
一度聞こえを確認してみましょう。
* 名前を呼んでも振り向かないことがある
* 聞き返しが多い
* テレビや動画の音量が大きい
* 近くまで行かないと話を聞いてくれない
* 発音やことばの発達が気になる
* 園や学校で先生の話を聞き逃す
* 中耳炎を繰り返している
* 新生児聴覚スクリーニング後の聞こえが気になる

子どもでは滲出性中耳炎などによる一時的な難聴から、
先天性・遺伝性の難聴までさまざまな原因があります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会でも
「小児難聴診療の手引き 第2版」が公認されています。

聞こえにくさの治療

治療は原因によって大きく異なります。
耳垢栓塞であれば耳垢を除去し、
中耳炎であれば中耳や鼻の状態に応じた治療を行います。
突発性難聴などの急性感音難聴では、
状態に応じて薬物治療を行い、
高度な難聴などでは専門医療機関と連携します。
加齢性難聴など、
薬や手術で元の聴力へ戻すことが難しい場合には、
日常生活でどの程度困っているかを確認しながら、
補聴器などによって聞こえを補うことを検討します。
補聴器は単に「音を大きくする機械」ではなく、
現在の聴力に合わせた調整が重要です。
まず耳鼻咽喉科で難聴の原因と程度を
確認することが推奨されています。

年齢のせいだと思って放置しないでください

聞こえの低下はゆっくり進むと、
自分自身では気づきにくくなります。
家族から「テレビの音が大きい」と言われる、
聞き返しが増える、
会話に入ることが億劫になるなど、
日常生活の小さな変化が
聞こえを確認するきっかけになります。
「まだ補聴器を使うほどではないから」
と考える必要はありません。
まず現在の聴力を知るだけでも意味があります。
厚生労働省も、聞こえにくさを感じた場合には
耳鼻咽喉科を受診し、
加齢以外の病気が隠れていないか
確認することを勧めています。

よくある質問

Q. 片方の耳だけ聞こえにくいのですが、受診した方がいいですか?
はい。
特に突然片耳だけ聞こえにくくなった場合は、
突発性難聴などの可能性があるため、
早めに受診してください。

Q. 耳が詰まっているだけで、聞こえにくくなることはありますか?
あります。
耳垢栓塞、滲出性中耳炎、耳管機能の異常などでも、
耳が詰まる・こもる感じとともに
聞こえにくくなることがあります。
一方、突発性難聴でも
「耳が詰まっただけ」と感じることがあるため、
突然生じた耳閉感は注意が必要です。

Q. 耳垢を取れば聞こえは良くなりますか?
耳垢が外耳道を塞いでいることが原因であれば、
除去によって改善する可能性があります。
ただし、耳垢がなくても難聴がある場合があるため、
必要に応じて聴力を確認します。

Q. 高齢になって聞こえにくくなるのは仕方ないのでしょうか?
加齢によって聴力が低下することはありますが、
「年齢のせい」と決めつけないことが大切です。
耳垢、中耳炎など治療可能な病気が
原因になっていることもあります。

Q. 健康診断では異常なしでしたが、人の話が聞き取りにくいです。
健康診断の聴力検査は限られた周波数を確認する検査です。
日常生活で聞き取りにくさが続く場合には、
耳鼻咽喉科で詳しく確認することをおすすめします。

Q. 子どもがテレビの音を大きくします。難聴でしょうか?
必ずしも難聴とは限りませんが、
滲出性中耳炎などで聞こえが低下している場合があります。
呼びかけへの反応が悪い、
聞き返しが多いなどの変化があれば、
一度耳の状態を確認しましょう。

Q. 補聴器はすぐ購入した方がよいですか?
まず耳鼻咽喉科で耳の病気がないか、
どの程度の難聴なのかを調べることをおすすめします。
そのうえで日常生活での困り方も考慮し、
必要に応じて補聴器を検討します。

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