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本多耳鼻咽喉科医院
西新のみみ・はな・のどのクリニック
本日6/27は
通常診療です
急性中耳炎
子どもの「耳が痛い」「熱がある」「耳だれが出た」は急性中耳炎かもしれません
急性中耳炎は、
鼓膜の奥にある「中耳」という場所に炎症が起こる病気です。
特に小さなお子さんに多く、
風邪をひいたあとや、鼻水が続いたあとに
起こりやすいのが特徴です。
鼻やのどにいるウイルス・細菌が、
鼻の奥と耳をつなぐ「耳管」を通って中耳に入り、
炎症を起こすことで発症します。
プールやお風呂の水が耳に入ったことが
直接の原因になることは多くありません。
急性中耳炎は、外からではなく
「鼻の奥から耳へ」感染が広がることが多い病気です。
急性中耳炎でみられる症状
急性中耳炎では、次のような症状がみられます。
・耳が痛い
・発熱
・耳がつまった感じ
・聞こえにくい
・耳だれが出る
・夜に急に泣く
・機嫌が悪い
・耳をよく触る
・ミルクや食事の飲みが悪い
小さなお子さんは「耳が痛い」
とうまく言えないことがあります。
そのため、急に泣く、眠れない、耳を触る、機嫌が悪い
といったサインが受診のきっかけになることもあります。
なぜ子どもに多いの?
子どもの耳管は大人に比べて
短く、太く、角度も水平に近いため、
鼻やのどの炎症が耳へ広がりやすい構造になっています。
そのため、
保育園・幼稚園で風邪を繰り返す時期や、
鼻水が長引いている時期には
中耳炎を起こしやすくなります。
診断は「鼓膜をしっかり見ること」が大切です
急性中耳炎の診断では、
症状だけでなく、鼓膜の状態を確認することがとても大切です。
鼓膜の赤み、腫れ、ふくらみ、耳だれ、
鼓膜の奥にたまった膿などを見て、
軽症・中等症・重症を判断します。
2024年版の小児急性中耳炎診療ガイドラインでも、
急性中耳炎の診断には
鼓膜の詳しい観察と評価が重要とされています。
治療について
急性中耳炎の治療は、
年齢、症状の強さ、鼓膜の状態、耳だれの有無、発熱の程度などを
総合的に判断して行います。
軽症の場合は、すぐに抗菌薬を使わず、
痛み止めなどで症状を和らげながら経過をみることがあります。
一方で、中等症以上、強い耳痛、高熱、耳だれ、
鼓膜の強い腫れがある場合などでは、抗菌薬を使用することがあります。
ガイドラインでも、軽症では抗菌薬を使わず経過観察する選択肢があり、
中等症以上では抗菌薬治療や再診での鼓膜確認が重要とされています。
鼻水の治療も大切です
急性中耳炎は、鼻の奥から耳へ炎症が広がることが多いため、
耳だけでなく鼻の状態を整えることも大切です。
鼻水が多い、鼻づまりが強い場合には、
鼻処置や鼻の治療もあわせて行います。
「耳の病気なのに、なぜ鼻の治療をするの?」
と思われるかもしれませんが、
鼻の奥と耳は耳管でつながっているため、
鼻の状態を改善することが
中耳炎の改善や再発予防につながります。
鼓膜切開が必要になることもあります
強い痛みや高熱が続く場合、
抗菌薬を使っても鼓膜の腫れが改善しない場合、
膿が強くたまっている場合には、
鼓膜切開を検討することがあります。
鼓膜を少し切開して中の膿を出すことで、
痛みや発熱の改善が期待できる場合があります。
切開した穴は、多くの場合、
炎症が落ち着くと自然に閉じていきます。
受診をおすすめするタイミング
次のような場合は、耳鼻咽喉科での診察をおすすめします。
・耳を痛がる
・発熱がある
・耳だれが出ている
・聞こえにくそう
・夜に急に泣く
・鼻水が長引いている
・中耳炎を繰り返している
・抗菌薬を飲んでもよくならない
・症状がよくなった後も耳の聞こえが気になる
痛みや熱が落ち着いても、
鼓膜の奥に液体が残ったり、
聞こえにくさが続いたりすることがあります。
症状が軽くなったあとも、
必要に応じて鼓膜の確認を行うことが大切です。
本多耳鼻咽喉科医院での診療
本多耳鼻咽喉科医院では、
耳の痛み、発熱、耳だれ、聞こえにくさなどの症状に対して、
鼓膜の状態を確認しながら診療を行います。
急性中耳炎は、耳だけでなく鼻水や鼻づまりと
関係していることも多いため、
必要に応じて鼻の処置や鼻の治療もあわせて行います。
お子さんが「耳が痛い」と言えない場合でも、
「耳を触る」「夜泣きが増えた」「機嫌が悪い」「鼻水が続いている」
といった様子があれば、お気軽にご相談ください。