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〒814-0002 福岡市早良区西新5-1-33
092-851-9893

本多耳鼻咽喉科医院
西新のみみ・はな・のどのクリニック
本日9/13は
休診日です
急性中耳炎
「風邪のあと、子どもが急に耳を痛がり始めた」
「夜中に突然泣き出して、耳を触っている」
「鼻水が続いていたら熱が出た」
「耳から黄色い液が出てきた」
このような症状では、
急性中耳炎の可能性があります。
急性中耳炎は、特に乳幼児に多い耳の病気です。
風邪や鼻水をきっかけに、
鼻の奥から耳につながる「耳管」を通って
炎症が鼓膜の奥へ広がり、
中耳に膿や液体がたまります。
ただし、
「耳が痛い=必ず急性中耳炎」
というわけではありません。
外耳炎、耳垢、耳の周囲の炎症などでも
耳の痛みは起こります。
また、
急性中耳炎であっても、
すべてのお子さんに抗菌薬が必要なわけではありません。
本多耳鼻咽喉科では、
耳の痛みや発熱だけで判断するのではなく、
実際に鼓膜を確認し、
年齢・症状・鼓膜の状態などから
重症度を判断して治療を考えます。
小児急性中耳炎診療ガイドラインでも、
急性中耳炎の診断には鼓膜所見が重要とされ、
厚生労働省の抗微生物薬適正使用の手引きでも、
耳痛だけではなく鼓膜の膨隆などを
確認することが重視されています。

急性中耳炎とは?
耳は、大きく
「外耳」「中耳」「内耳」
に分かれています。
急性中耳炎は、
鼓膜の奥にある「中耳」に
急性の炎症が起こる病気です。
多くは風邪や鼻水などのあとに起こります。
「お風呂やプールの水が耳から入って中耳炎になる」
と思われることがありますが、
通常、鼓膜に穴がなければ
外から入った水がそのまま
中耳へ入るわけではありません。
急性中耳炎の多くは、
鼻やのどの炎症が、
鼻の奥と中耳をつないでいる
「耳管」を通って広がることで起こります。
なぜ子どもは中耳炎になりやすい?
急性中耳炎は大人にも起こりますが、
特に小さなお子さんによくみられます。
子どもは大人に比べて、
鼻と耳をつなぐ「耳管」が
短く、太く、傾きも緩やかなため、
鼻やのどの炎症が中耳へ広がりやすい構造になっています。
さらに乳幼児では
免疫機能がまだ発達途中で、
保育園や幼稚園などで風邪を繰り返す機会も多いため、
中耳炎を何度も起こすことがあります。
そのため、
「鼻水が続いたあとに耳を痛がる」
という経過は、子どもの急性中耳炎でよくみられます。

急性中耳炎の主な症状
代表的なのは、
耳の痛み、発熱、耳だれ、耳の詰まり感、聞こえにくさです。
ただし、
小さなお子さんは
「耳が痛い」
と言葉で伝えられないことがあります。
そのため、
急に機嫌が悪くなる、
夜中に何度も起きる、
耳を頻繁に触る、
いつもより泣く、
食欲が落ちる
といった変化が、
中耳炎に気づくきっかけになることがあります。
また、
中耳炎だから必ず熱が出るわけではありません。
熱がなくても、耳を痛がる、耳を気にする、
聞こえにくそう、といった場合には
鼓膜を確認することが大切です。
鼻水が続くと中耳炎になるの?
急性中耳炎は、
風邪や鼻炎などで鼻の奥に
炎症が起こったあとに発症することが
少なくありません。
鼻と耳は「耳管」でつながっているため、
鼻の奥の炎症が耳管を介して
中耳へ広がることがあります。
そのため耳鼻咽喉科では、
耳だけを見るのではなく、
鼻水や鼻づまりなど鼻の状態も
一緒に確認することが大切です。
特に、
「風邪は良くなってきたのに急に耳を痛がり始めた」
「何日も鼻水が続いていて、夜になって急に泣き出した」
という場合には、急性中耳炎が隠れていることがあります。
急性中耳炎はどうやって診断する?
急性中耳炎の診断で最も大切なのは、
鼓膜を実際に見ることです。
耳の痛みや発熱だけでは、
急性中耳炎かどうかを正確に判断することはできません。
鼓膜の発赤、膨らみ(膨隆)、
中耳にたまった液体、耳だれなどを確認し、
年齢や耳の痛み、発熱、機嫌なども
合わせて重症度を判断します。
特に、
鼓膜が大きく膨らんでいる状態は重要な所見です。
厚生労働省の2026年版「抗微生物薬適正使用の手引き」でも、
鼓膜の発赤だけで膨隆がない場合には
原則として急性中耳炎と診断すべきではなく、
鼓膜所見を確認することが重視されています。
これが、
耳鼻咽喉科で耳を実際に診てもらう大きな意味のひとつです。

急性中耳炎の治療
軽症の場合
症状が軽く、鼓膜の変化も強くない場合には、
抗菌薬を使用せず、
痛みを抑えながら数日経過を見ることがあります。
「中耳炎なのに抗菌薬を飲まなくて大丈夫なの?」
と心配されるかもしれません。
しかし急性中耳炎には自然に改善するものも多く、
抗菌薬を必要以上に使用すると、
下痢や発疹などの副作用だけでなく、
薬の効きにくい耐性菌を増やす原因にもなります。
2026年の厚生労働省の手引きでも、
重症化のリスクが低い場合には
抗菌薬を使用せず2〜3日経過観察する方法が示されています。
海外のCochraneレビューでも、
軽症例の多くでは経過観察が妥当とされています。
抗菌薬が必要な場合
一方で、
鼓膜の膨らみが強い、
耳だれが出ている、
耳痛や発熱などの症状が強い、
年齢が低いなどの場合には、
抗菌薬による治療を検討します。
抗菌薬が必要かどうかは、
鼓膜を見たうえで判断することが大切です。
また、
抗菌薬を開始した場合でも、
「薬を飲み始めたから終わり」
ではありません。
症状や鼓膜の状態が改善しているかを確認し、
改善が乏しい場合には診断や治療内容を再評価します。

耳の痛みへの治療も大切です
急性中耳炎では、
抗菌薬を使うかどうかだけでなく、
耳の痛みをきちんと和らげることも重要です。
特に夜間に急に耳を痛がると、
お子さんだけでなく保護者の方も不安になります。
年齢や体重に合わせた解熱鎮痛薬を使用して
痛みを抑えながら経過をみることがあります。
抗菌薬は飲んですぐ耳の痛みを取る薬ではありません。
Cochraneレビューでも、
抗菌薬による24時間以内の疼痛改善効果は
認められておらず、適切な鎮痛が重要とされています。
鼓膜切開とは?
中耳に膿が多くたまり、
鼓膜が強く膨らんでいる場合などには、
鼓膜切開を検討することがあります。
鼓膜に小さな切開を加えて、
中耳にたまった膿や液体を外へ出す処置です。
すべての急性中耳炎に行うものではなく、
鼓膜の状態、痛み、発熱、治療への反応などを
みながら必要性を判断します。
重症の急性中耳炎では
鼓膜切開が必要になる場合があることは、
大学病院などの患者向け解説でも示されています。

急性中耳炎は何日で治る?
耳の痛みや発熱などの強い症状が改善しても、
鼓膜の奥に液体がしばらく残ることがあります。
そのため、
「もう痛がっていないから完全に治った」
とは限りません。
急性の炎症がおさまったあとに、
中耳に液体だけが残る状態を
「滲出性中耳炎」といいます。
滲出性中耳炎になると、
痛みや発熱はほとんどなくても、
「耳が詰まる」
「聞こえにくい」
「テレビの音を大きくする」
「聞き返しが増える」
などの症状がみられることがあります。
特に小さなお子さんでは
自分から聞こえにくさを訴えないこともあるため、
必要に応じて鼓膜が元の状態に戻るまで経過を確認します。

夜中に子どもが耳を痛がったら?
急性中耳炎の耳痛は、
夜間や早朝に突然起こることがあります。
お子さんの全身状態が良く、
年齢・体重に合った解熱鎮痛薬で
痛みが落ち着いている場合には、
慌てて救急外来へ行く必要がなく、
翌日の通常診療時間に
耳鼻咽喉科を受診できるケースも多くあります。
夜間の耳痛について
通常診療時間の受診で対応可能なことが
多いと説明しています。
ただし、
耳の後ろが赤く大きく腫れている、
耳が外側へ押し出されたようになっている、
ぐったりしている、
強い頭痛や繰り返す嘔吐がある、
意識の様子がおかしい、
顔が動かしにくいなどの場合には、
通常の急性中耳炎とは異なる状態や
合併症の可能性があるため、
早めの医療機関受診が必要です。
厚労省の最新版でも、
耳介後部の発赤・腫脹・圧痛や耳介突出などは
乳様突起炎を考えるレッドフラッグとして挙げられています。
中耳炎のとき、お風呂やプールは?
元気があり、熱や強い耳の痛みがなければ、
日常生活をすべて制限する必要はありません。
ただし、
耳だれがある場合や鼓膜切開などの処置を行った場合には、
耳の中に水が入らないよう注意が必要なことがあります。
プールについても、
鼓膜の状態によって判断が変わりますので、
診察時にご相談ください。
中耳炎を何度も繰り返す場合
急性中耳炎を何度も繰り返す状態を
「反復性中耳炎」といいます。
一般に、
過去6か月に3回以上、
または1年間に4回以上急性中耳炎を起こす場合が
反復性中耳炎の目安です。
特に2歳未満のお子さんでは
繰り返しやすいことが知られています。
何度も繰り返す場合には、
その都度抗菌薬を変更するだけではなく、
中耳に液体が残っていないか、
聞こえに影響していないか、
鼻の症状が続いていないかなども確認することが大切です。
状態によっては、
鼓膜換気チューブなどを検討することもあります。

大人も急性中耳炎になります
急性中耳炎は子どもに多い病気ですが、
大人にも起こります。
風邪のあとに急に耳が痛くなる、
耳が詰まる、
聞こえにくくなる、
耳だれが出る、
といった症状では急性中耳炎の可能性があります。
一方、大人の
「耳が詰まった」
「急に聞こえにくくなった」
という症状には、
滲出性中耳炎だけでなく
突発性難聴など別の病気が隠れていることもあります。
特に、
突然片耳だけ聞こえにくくなった場合には、
単なる中耳炎と思い込まず
早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
よくある質問
Q.急性中耳炎になったら必ず抗生物質を飲みますか?
いいえ。
軽症で重症化のリスクが低い場合には、
抗菌薬を使用せず数日経過をみることがあります。
鼓膜の状態や年齢、症状を確認して判断します。
Q.熱がなくても中耳炎のことはありますか?
あります。
発熱を伴わず、耳の痛みや耳の詰まり、
聞こえにくさだけで受診されることもあります。
小さなお子さんでは耳を触る、
機嫌が悪いなどの変化だけの場合もあります。
Q.中耳炎は人にうつりますか?
急性中耳炎が人から人へ直接うつる病気ではありません。
ただし、
中耳炎のきっかけとなった風邪などの感染症が
周囲へうつることはあります。
Q.耳だれが出ています。耳掃除をしてもいいですか?
耳の奥へ綿棒や耳かきを入れるのは避けてください。
外へ出てきた耳だれをやさしく拭き取り、
耳鼻咽喉科で鼓膜を確認してもらいましょう。
Q.痛みがなくなったら通院をやめてもいいですか?
痛みがなくなっても中耳に液体が残っている場合があります。
特にお子さんでは聞こえへの影響に
自分で気づけないこともあるため、
医師から再診を指示されている場合には
鼓膜の状態を確認してください。
Q.赤ちゃんでも診察できますか?
はい。
本多耳鼻咽喉科では赤ちゃんから受診可能です。
小さなお子さんでは「耳が痛い」と言えないこともあるため、
耳を触る、機嫌が悪い、夜泣きが増えた、
鼻水が続いているといった症状でもご相談ください。
本多耳鼻咽喉科より
急性中耳炎は子どもによくみられる病気ですが、
耳の痛みだけで中耳炎かどうかを
判断することはできません。
風邪や鼻水のあとに急に耳を痛がったり、
夜泣きが増えたり、
耳を頻繁に触ったりする場合には、
実際に鼓膜を確認することが大切です。
また、
「中耳炎だから抗菌薬を飲めばいい」
というものでもありません。
本多耳鼻咽喉科では、
耳の痛みや発熱だけでなく、
年齢や全身状態、鼓膜の発赤・膨らみ、
耳だれの有無などを確認し、
その時の状態に合わせて治療を考えていきます。
耳だけでなく、
急性中耳炎のきっかけとなることの多い
鼻水や鼻づまりなど、
鼻の状態もあわせて診察します。
「子どもが急に耳を痛がり始めた」
「鼻水が続いていて、夜になると機嫌が悪い」
「耳から黄色い液が出てきた」
「中耳炎を何度も繰り返している」
このような症状でお困りの方はご相談ください。
本多耳鼻咽喉科医院は、
福岡市早良区西新にあり、
予約なしで当日受診が可能です。
赤ちゃんから大人の方まで診察しています。
※37.5℃以上の発熱がある方は、
ご来院前にお電話でご連絡ください

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